市ヶ谷八幡
AreaSceneSeasonEtc

名所江戸百景 No.41市ヶ谷八幡

 市ヶ谷は、江戸城西の市ヶ谷御門を出て外堀を渡った地域一帯を言った。昔ここに市が立っていて品物が売買され、それを市買と書いたことから、市ヶ谷の名前が付いたと言われる。
 室町時代中期の武将であり、歌人であった太田道灌は、江戸城を築城した最初の人であり、また江戸城の鎮守として、鎌倉の鶴岡八幡を勧請して市ヶ谷八幡を創建した人である。江戸幕府もこの八幡を保護し、江戸時代の当初は、江戸城の市ヶ谷御門の内にあったのを、寛永年間に、外堀を工事した折に、この絵の岡に移築した。この岡の中腹の鳥居の背後には、世俗茶木稲荷という社が建っていて、眼病にかかった者が祈願すると、霊験あらたかだといって、多くの参詣者が集ったという。また、石段を上りきった、本社のある境内の一角には鐘楼があり、幕府公認の時の鐘として、庶民達に毎刻鐘の音を響かせていた。
 市ヶ谷八幡の岡の麓には門前町が開け、美人をおいた水茶屋が軒を連ね、芝居小屋や楊弓場もあって江戸有数の盛り場の一つとなっていた。水茶屋とは、湯・茶を飲ませ、往来の人を休息させる店で、茶見世ともいった。
 この絵の市ヶ谷八幡の左方に高い火の見櫓が見えている。これは徳川御三家の筆頭、尾張徳川家の中屋敷内に立っていたものである。

市ヶ谷八幡


¥32,000 (税抜)
日本円 (¥) - JPY
  • 日本円 (¥) - JPY
  • United States dollar ($) - USD
カートに入れる

※こちらの商品には専用額が付属しています

>> 専用額について詳しくはこちら

本商品は江戸時代より変わらぬ技術・技法を継承し、伝統の多色摺り木版画を制作する「江戸木版画」というブランドとして、経済産業大臣指定伝統的工芸品、東京都伝統工芸品に指定されております。

・越前生漉奉書使用
・版画寸法:タテ約34cm×ヨコ約22 cm
・額入り(専用額について)

※ 額無しでのご注文も承っております。備考欄に「額無し希望」とご記入をお願いいたします。折り返しのメールにて金額を変更いたします。

江戸時代の地図


市ヶ谷八幡 > 復刻古地図を見る

現在の地図


> 大きい地図で見る

関連浮世絵


復刻浮世絵専用額


専用額1 専用額2

深いブラウンがモダンな印象の木製額で、シンプルなデザインはどのようなインテリアにも馴染みます。 浮世絵木版画は寸法の比率が特殊であるため、既成の額では余白と作品のバランスが不自然になってしまうことが多いですが、こちらの専用額をご利用いただければ、商品が到着したその日から、作品を美しく飾っていただけます。また、紐を通し替えるだけで簡単に縦横どちらの向きでもお使い頂け、作品の入れ替えはとても簡単です。 ガラスの代わりに丈夫で軽いアクリル板を使用していますので、輸送や持ち運びも安心です。

  • 対応商品:復刻浮世絵作品
  • 寸法:縦51.0cm x 横35.0cm x 厚さ2.0cm
  • 材質:木材・アクリル
  • 重さ:1.3kg
  • 日本製

SHOPPING BAG

市ヶ谷八幡
数量: 1 価格: ¥32,000
小計¥32,000
カートを確認する