亀戸梅屋舗
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名所江戸百景 No.30亀戸梅屋舗

 亀戸天神社の東北へ3~4丁(330~440m)ばかり行った所に、梅の花で有名な梅屋敷「清香庵」があった。ここには、数十株の梅の木が植えられていたが、その中の一本は背は余り高くはなかったが、枝は地中に入ったり出たりして庭の中にはびこり、あたかも竜が臥したような格好をしていた。この近くの小梅村の下屋敷に住んでいた水戸光圀は、この変わった梅の木の評判を聞いて、わざわざ梅屋敷まで出掛け、この梅の木を見て納得し、「臥竜梅」と名付けたという。その後、八代将軍吉宗も狩猟の帰りに、ここへ立ち寄り、いったん土に入った梅の枝が、そこで根を生じ、そこから枝またを生ずるという循環を何度も繰り返している老梅を見て、「世継ぎの梅」と命名したという。
 この梅屋敷の梅の花は白で、薫香は非常に深かったとされる。そしてここの梅の花の見頃は立春より32、3日目頃といわれていた。
 この梅屋敷は、江戸の近郊で最古の歴史を有する梅林とされ、さらにその中にあった臥竜梅は、江戸第一の名木と見做されていた。江戸時代の歳時記にも梅見の場所として「亀戸梅屋敷臥竜梅」と記し、わざわざ臥竜梅が場所名の下に付け加えられている。この梅屋敷を訪れる人々の中で、多かったのは文人墨客であり、町人は少なかった。
 この絵の大胆な構図の影響を受けたオランダ人の印象派のフィンセント・ファン・ゴッホは、この絵を模した油絵を描いている。

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