御殿山は、現在の品川北品川三丁目の付近で、寛文年間(1661-73) 頃、和州吉野から桜の苗木が移植され、江戸庶民の観桜の名所として、飛鳥山や隅田堤などとともに花見客で賑わいをみせた。 この図も、そうした花見の様子を描いたもので、家族連れや酒宴に興ずる者など、今日と変わらぬ行楽の様子がとらえられている。長閑で華やいだ花見の雰囲気は、満開の桜とともに、波一つない江戸湾や木々の問からのぞく富士の姿からも感じられる構図である。
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