冨嶽三十六景 No.17礫川雪ノ旦
礫川は文京区小石川のことで、この高台は伝通院の門前辺より、江戸川をはさんだ辺りとみられている。
降雪の翌朝は雲一つない快晴の景観で、一面銀世界の中に、富士もなだらかな山容を白銀に染めている。高台の座敷では数人の男女が集い、眺望の全てが純白となった江戸の街々を見下ろしながら宴を催しているようである。
風流な場面ではあるが、天空を舞う三羽の鳥と、それを一心に指差す女性が、遠近感を盛り上げて効果的である。
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本商品は江戸時代より変わらぬ技術・技法を継承し、伝統の多色摺り木版画を制作する「江戸木版画」というブランドとして、経済産業大臣指定伝統的工芸品、東京都伝統工芸品に指定されております。
・越前生漉奉書使用
・版画寸法:タテ約25cm×ヨコ約38 cm
・額入り(専用額について)
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