日本橋の中央から、遠く千代田城と富士を望む景である。 橋上には、魚河岸の若い者たちが飽や魚を担ぎ、あるいは天秤棒を持つ者などがみられ、ここが江戸市中に魚を配給する拠点であったことが一目でそれと知れる。また荷車や材木などもみえ、早朝の賑わいを北斎は上手に表現している。 一方、橋上とは対照的に、震のかかった千代田城と富士は、静けさの中にその姿をみせているように描かれているのである。
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