冨嶽三十六景 No.9江戸日本橋
日本橋の中央から、遠く千代田城と富士を望む景である。
橋上には、魚河岸の若い者たちが飽や魚を担ぎ、あるいは天秤棒を持つ者などがみられ、ここが江戸市中に魚を配給する拠点であったことが一目でそれと知れる。また荷車や材木などもみえ、早朝の賑わいを北斎は上手に表現している。
一方、橋上とは対照的に、震のかかった千代田城と富士は、静けさの中にその姿をみせているように描かれているのである。
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本商品は江戸時代より変わらぬ技術・技法を継承し、伝統の多色摺り木版画を制作する「江戸木版画」というブランドとして、経済産業大臣指定伝統的工芸品、東京都伝統工芸品に指定されております。
・越前生漉奉書使用
・版画寸法:タテ約25cm×ヨコ約38 cm
・額入り(専用額について)
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