冨嶽三十六景 No.6尾州不二見原
尾州の不二見原は、現在の名古屋市中区不二見町であるとする見解がある。今では富士の眺望は不可能だが、往時はこの町名から小さくであろうが、山容を認めることができたのだろう。
画面は大胆にも中央に大きな桶が描かれ、職人が懸命に働いている様子が捉えられており、その桶中から小さく富士を望む構成となっている。いかにも北斎らしい奇抜な構想から、一般に“桶屋の富士”と呼ばれ、シリーズ中でも佳作のーつとされている作品である。
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本商品は江戸時代より変わらぬ技術・技法を継承し、伝統の多色摺り木版画を制作する「江戸木版画」というブランドとして、経済産業大臣指定伝統的工芸品、東京都伝統工芸品に指定されております。
・越前生漉奉書使用
・版画寸法:タテ約25cm×ヨコ約38 cm
・額入り(専用額について)
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