両国橋大川ばた
AreaSceneSeasonEtc

名所江戸百景 No.59両国橋大川ばた

 江戸最大の火事と言われた明暦の大火(1657)では、隅田川に橋がなかったために、十万人以上の人が逃げ場を失って、焼け死んだり溺死したりした。このような惨事がまたと起こらないようにと、幕府は寛文元年(1661)に、隅田川に橋を架け、さらに橋の東西の橋詰には、火除のための広小路を設けた。当初この橋は大橋と名付けられたが、その後、武蔵国と下総国の両国に跨った橋でもあったので、両国橋と呼ぶようになった。この橋が完成したことによって、隅田川東岸の本所や深川の開発が進み、橋の利用者も増加した。
 橋の東西の広小路は、どちらも江戸有数の盛り場へと発展した。この絵は隅田川西岸にあった広小路を示している。広場の川岸に沿っては料理屋や待合が建ち並び、広場では様々な商売が朝、昼、晩と時間によって様相を変えて行なわれた。午前中は青物市場となって野菜が売られ、午後になると粗末な小屋が設けられて、芝居、講釈、軽業、手品、覗きからくりの見世物の興行場となり、夕方になると、屋台や床几が並べられ、蝋燭の火を点して麦湯や甘酒が売られていた。
 隅田川は、場所によって変わった名で呼ばれていた。浅草近くでは浅草川とか宮戸川であり、両国橋辺りから下流の大橋までを大川と言った。この大川の両岸が大川端である。

両国橋大川ばた


¥32,000 (税抜)
日本円 (¥) - JPY
  • 日本円 (¥) - JPY
  • United States dollar ($) - USD
カートに入れる

※こちらの商品には専用額が付属しています

>> 専用額について詳しくはこちら

本商品は江戸時代より変わらぬ技術・技法を継承し、伝統の多色摺り木版画を制作する「江戸木版画」というブランドとして、経済産業大臣指定伝統的工芸品、東京都伝統工芸品に指定されております。

・越前生漉奉書使用
・版画寸法:タテ約34cm×ヨコ約22 cm
・額入り(専用額について)

※ 額無しでのご注文も承っております。備考欄に「額無し希望」とご記入をお願いいたします。折り返しのメールにて金額を変更いたします。

江戸時代の地図


両国橋大川ばた > 復刻古地図を見る

現在の地図


> 大きい地図で見る

関連浮世絵


復刻浮世絵専用額


専用額1 専用額2

深いブラウンがモダンな印象の木製額で、シンプルなデザインはどのようなインテリアにも馴染みます。 浮世絵木版画は寸法の比率が特殊であるため、既成の額では余白と作品のバランスが不自然になってしまうことが多いですが、こちらの専用額をご利用いただければ、商品が到着したその日から、作品を美しく飾っていただけます。また、紐を通し替えるだけで簡単に縦横どちらの向きでもお使い頂け、作品の入れ替えはとても簡単です。 ガラスの代わりに丈夫で軽いアクリル板を使用していますので、輸送や持ち運びも安心です。

  • 対応商品:復刻浮世絵作品
  • 寸法:縦51.0cm x 横35.0cm x 厚さ2.0cm
  • 材質:木材・アクリル
  • 重さ:1.3kg
  • 日本製

SHOPPING BAG

小計¥0
カートは空です