冨嶽三十六景 No.41甲州伊沢暁
積雪のある富士の山頂辺はすでに朝日を浴びており、川面や宿駅の対岸は次第に陽光の輝きを見せつつある。しかし未だ明け切らぬ屋並みは、多くの往来をみせてはいるが、全体に薄墨が施されていて、微妙な早朝の明るさの変化と、さわやかな空気までをも見事に看取させる図となっている。
なお伊沢は、甲州街道石和宿のことで、三島越への分岐点にもあたることから、当時は多くの旅人たちで賑わいをみせたという。その早朝の情景を鳥瞰したのが本図である。
※こちらの商品には専用額が付属しています
>> 専用額について詳しくはこちら
本商品は江戸時代より変わらぬ技術・技法を継承し、伝統の多色摺り木版画を制作する「江戸木版画」というブランドとして、経済産業大臣指定伝統的工芸品、東京都伝統工芸品に指定されております。
・越前生漉奉書使用
・版画寸法:タテ約25cm×ヨコ約38 cm
・額入り(専用額について)
※ 額無しでのご注文も承っております。備考欄に「額無し希望」とご記入をお願いいたします。折り返しのメールにて金額を変更いたします。