冨嶽三十六景 No.22東海道品川御殿山ノ不二
御殿山は、現在の品川北品川三丁目の付近で、寛文年間(1661-73) 頃、和州吉野から桜の苗木が移植され、江戸庶民の観桜の名所として、飛鳥山や隅田堤などとともに花見客で賑わいをみせた。
この図も、そうした花見の様子を描いたもので、家族連れや酒宴に興ずる者など、今日と変わらぬ行楽の様子がとらえられている。長閑で華やいだ花見の雰囲気は、満開の桜とともに、波一つない江戸湾や木々の問からのぞく富士の姿からも感じられる構図である。
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本商品は江戸時代より変わらぬ技術・技法を継承し、伝統の多色摺り木版画を制作する「江戸木版画」というブランドとして、経済産業大臣指定伝統的工芸品、東京都伝統工芸品に指定されております。
・越前生漉奉書使用
・版画寸法:タテ約25cm×ヨコ約38 cm
・額入り(専用額について)
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