五百らかん寺さゞゐ堂
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冨嶽三十六景 No.14五百らかん寺さゞゐ堂

羅漢寺は本所大島村にあった黄檗派の禅林で、広大な境内と堂宇を誇っていたが、現在は目黒区内に移転している。その寺内の建物の中でも、寛保1年(1741)に建立された、栄螺のような構造のさざゐ堂(栄螺堂と呼ばれたが、正式には三匝堂)は、三階建ての高楼で眺望の良さが評判で、あったという。
画面はその最上階の様子を描いたものとみられ、眺望を楽しむ男女がとらえられているが、画中のほとんどが後ろ向きで描かれているのは面白い。北斎の狙いも、またその辺にあったものと思われる。

五百らかん寺さゞゐ堂


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本商品は江戸時代より変わらぬ技術・技法を継承し、伝統の多色摺り木版画を制作する「江戸木版画」というブランドとして、経済産業大臣指定伝統的工芸品、東京都伝統工芸品に指定されております。

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