冨嶽三十六景 No.7上総ノ海路
二艘の五大力船が、江戸湾を房総方面に向けて航行している図である。五大力船は、おもに米穀を積んで江戸と上総を結んだ船で二百俵、三百俵、五百俵積み船があったといわれ、明治の末年頃まで運搬船として活躍したという。
画面は、二艘の五大力船がほとんどを占め、湾曲した三浦方面の陸地と、遠景に小さく富士を描いているのみであるが、それがかえって茫々とした海上の雰囲気を伝えている。
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本商品は江戸時代より変わらぬ技術・技法を継承し、伝統の多色摺り木版画を制作する「江戸木版画」というブランドとして、経済産業大臣指定伝統的工芸品、東京都伝統工芸品に指定されております。
・越前生漉奉書使用
・版画寸法:タテ約25cm×ヨコ約38 cm
・額入り(専用額について)
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