尾州の不二見原は、現在の名古屋市中区不二見町であるとする見解がある。今では富士の眺望は不可能だが、往時はこの町名から小さくであろうが、山容を認めることができたのだろう。 画面は大胆にも中央に大きな桶が描かれ、職人が懸命に働いている様子が捉えられており、その桶中から小さく富士を望む構成となっている。いかにも北斎らしい奇抜な構想から、一般に“桶屋の富士”と呼ばれ、シリーズ中でも佳作のーつとされている作品である。
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深いブラウンがモダンな印象の木製額で、シンプルなデザインはどのようなインテリアにも馴染みます。 浮世絵木版画は寸法の比率が特殊であるため、既成の額では余白と作品のバランスが不自然になってしまうことが多いですが、こちらの専用額をご利用いただければ、商品が到着したその日から、作品を美しく飾っていただけます。また、紐を通し替えるだけで簡単に縦横どちらの向きでもお使い頂け、作品の入れ替えはとても簡単です。 ガラスの代わりに丈夫で軽いアクリル板を使用していますので、輸送や持ち運びも安心です。