江戸切絵図20 (芝三田二本榎)高輪辺絵図

古地図関連商品 No.38江戸切絵図20 (芝三田二本榎)高輪辺絵図

旅情を誘う金杉橋から大木戸までの東海道

収図範囲は、港区南部と品川区一帯で図の南半分、高輪大木戸以南、東海道線より西側の旧芝区、新堀川より南。東海道と二本榎の間の寺院の多くは、明暦の大火後に移転してきた。東禅寺は初代英国公使オルコックの宿舎となり、水戸攘夷派の襲撃を受けた。泉岳寺はいわずと知れた赤穂藩浅野家の菩提寺。承教寺には元禄期の異色画家・英一蝶が眠る。東海道最初の品川南本宿あたりも寺院が多い。海蔵寺は遊女などの死者が投げ込まれ、「品川の投込寺」といわれた。東海寺は家光の帰依を受けた沢庵宗彭が開祖。御殿山は名高い桜の名所。目黒川旧河口に唯一陸上の御台場がある。
金杉橋を渡り東海道をしばらく歩くと、落語『芝浜』の舞台「雑魚場」の跡の沙浜がある。薩州クラヤシキは島津家の蔵屋敷。西郷と勝の江戸開城交渉が行われた。高札場があった元札辻を過ぎてさらに行くと、江戸の出入り口・車町の高輪大木戸に到る。伊能忠敬の測量行はここから始まった。西の細川越中守は、大石内蔵助ら17人の赤穂浪士が切腹した屋敷。近くの黒鍬組は城内の修築や雑務などを担当した。松平主殿頭は肥前島原藩の中屋敷で、のちに慶応義塾の敷地となる。

江戸切絵図20 (芝三田二本榎)高輪辺絵図


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本商品は古地図原本を描き起こした復刻版となります。
江戸時代当時の色数通りに版を起こし、原本の傷みにより文字の判読が困難な箇所は、史料を元に解読しています。鮮やかな色彩と可読性に優れた復刻版古地図をお楽しみください。
(復刻版古地図の詳細は、こちずライブラリWEBサイトをご覧ください)

原本刊行年:安政四年(1857)
原本サイズ:408×767mm
商品コード:1-20

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  • 材質:木材・アクリル
  • 重さ:1.3kg
  • 日本製

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