冨嶽三十六景 No.21常州牛堀
常州牛堀は、霞ヶ浦に接する現在の茨城県行方郡牛堀である。往時は、鹿島や銚子などヘ向う航路として、多くの船の行き交いがあったという。
画面は右下の土坡から眺めている構図で、苫舟はここに停留しているのであろう。半ば隠されながらも、斜めに突き出したように大きく描写されている。その周囲には葦が生い茂り、静寂さの中に何か寒々とした物悲しさを看取させる。シリーズ中、構図や色調から、傑出したー図と古くから評されている。
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本商品は江戸時代より変わらぬ技術・技法を継承し、伝統の多色摺り木版画を制作する「江戸木版画」というブランドとして、経済産業大臣指定伝統的工芸品、東京都伝統工芸品に指定されております。
・越前生漉奉書使用
・版画寸法:タテ約25cm×ヨコ約38 cm
・額入り(専用額について)
※ 額無しでのご注文も承っております。備考欄に「額無し希望」とご記入をお願いいたします。折り返しのメールにて金額を変更いたします。