冨嶽三十六景 No.8相州箱根湖水
箱根湖水は、現在の芦ノ湖のことである。ここには人ばかりか動物すら姿をみせない景観が、まるで全体が静止したかのように平面的に描き込まれている。揃中では、景色のー図といえるだろう。しかし、かえってその効果は、不思議なほどの静寂な世界が広がっており、仮に米粒くらいの人物や動物を描き加えても、画面から横溢する独特な印象は全く別のものとなってしまうであろう。
ややデザイン化された本図は、もちろん北斎が意図したものなのである。
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本商品は江戸時代より変わらぬ技術・技法を継承し、伝統の多色摺り木版画を制作する「江戸木版画」というブランドとして、経済産業大臣指定伝統的工芸品、東京都伝統工芸品に指定されております。
・越前生漉奉書使用
・版画寸法:タテ約25cm×ヨコ約38 cm
・額入り(専用額について)
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